ポルシェ・カレラカップ・ジャパン 2026 第9戦(鈴鹿)レースリポート
9月12日(土)午前中に行われた公式予選のセカンドベストタイムで、PCCJ第9戦の決勝グリッドは決定し、総合(オーバーオール)ポールポジションは第8戦と同じく、2025年ポルシェ・カレラカップ・ドイツのチャンピオンである#66 ロベルト・デ・ハーンが獲得。プロアマクラスは#16 Hiro、アマクラスは#17 IKEDAが各クラスのポールポジションを獲得した。
13日は朝から雨が降り続けている影響で、路面は完全なウエットコンディション。PCCJの前に開催されたレースではアクシデントにより赤旗中断となる荒れた展開となった。その影響でPCCJのスケジュールはわずかだが遅れての進行となる。雨は弱くなってきたものの、路面には雨がかなり溜まっており危険な状態のため、セーフティーカー先導により10時55分に第9戦決勝レースはスタートする。セーフティーカーを先頭に隊列を組み、路面コンディションを確認しながら周回し、2周目にセーフティーカーのランプが消えて3周目からレーススタートとなる。ここでポールポジションの#66 デ・ハーンは、2番手の#99 渡会太一との差を広げながら1コーナーを駆け抜けていく。スピードが伸びない#99 渡会の背後には、3番手の#78 木村偉織が迫り、2台は並んでシケインに飛び込み、最終コーナーのアウト側から#78 木村がオーバーテイクに成功して2番手に浮上する。この3周目に#66 デ・ハーンは、レースファステストとなる2分16秒922を記録して、2番手以下を引き離しはじめる。
#66 デ・ハーンは雨の中でも安定した走りを見せて、一度もトップを譲ることなく今シーズン7回目の優勝を飾る。ヨーロッパでのポルシェMobil 1スーパーカップに出場するため欠場した2戦(第4-5戦)を除き、PCCJでは7戦すべてでポール・トゥ・ウィンと勝率100%の記録をさらに伸ばした。「日本で初めてのウエットレースでしたが、本当に面白かったです。雨だと走り方は違ってきますが、すぐにコースの特性を掴むことができ、とても良いレースができたと思います」と、#66 デ・ハーンは語る。前日に続き2位に終わった#78 木村は、「早い段階で渡会選手を抜き、デ・ハーン選手に勝負を挑みたかったのですが、追いつくことができませんでした」と、悔しさを滲ませる。3位の#99 渡会は、「雨用に色々と対策をしていたのですが、それが裏目に出てしまいました。ペース的に伸びなかったですね」と悔しがる。 この結果、オーバーオールのランキングは#66 デ・ハーンが162.5点でトップに立った。2位は158点の#99 渡会、3位は122点の#78 木村、4位は120点の#60 伊東黎明となり、計算上では4人ともチャンピオンの可能性を残して最終大会を迎える。
プロアマクラスは、前日の第8戦に続き#16 Hiroが好調を維持して雨の中でも速さを見せ、今シーズン3回目の優勝を飾る。レース中には、プロクラスの#60 伊東をオーバーテイクする活躍で、オーバーオール(総合)では4位に入賞した。「雨のレースでしたが、伊東選手とのバトルも楽しめました。今大会の連勝で、王者も少し見えてきましたね」と、#16 Hiroは連勝を喜ぶ。2位争いを繰り広げた#77 浜崎大と#88 Tiger Wuは、最終的に#77 浜崎に軍配が上がる。結果、プロアマクラスのランキングは、トップの#88 Tiger Wuが166.5点、2位の#16 Hiroが165点と、1.5点差で最終大会を迎えることになる。一方アマクラスは、#17 IKEDAがシーズン8連勝で優勝を飾る。「雨で体力的に疲れましたが優勝できて良かったです。また、アマクラスの王者も確定したようですが、残りのレースも勝てるように頑張ります」と、力強く語る。 次回の富士は今シーズンの最終大会で、PCCJ第10-11戦が9月25日(金)、26日(土)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される。この大会は、世界耐久選手権(WEC)富士6時間耐久レースのサポートレースのため、世界選手権の大観衆の前で今シーズンのPCCJチャンピオン、プロアマクラスの王者が決定することになる。果たして、今シーズンを制するのは誰なのか注目したい。
天候:雨 路面:ウエット 気温:25度 路面:27度(レーススタート時)
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